AIを前提に設計する世代が、実装フェーズに入りつつある
OpenAIが公開した Introducing ChatGPT Futures: Class of 2026 は、ChatGPTを活用して研究・実装・社会課題解決に取り組む26人の学生を選出した取り組みだ。学習・クリエイティビティ・機会の「再定義」をキーワードに、それぞれが具体的なインパクトを生み出している点が強調されている。PRイベントとして見ることもできるが、この26人が示す構造は、もう少し先を読ませるものがある。
これまでの多くのエンジニアにとって、AIは「新しく習得すべきツール」だった。プロジェクトが走り始めてから、必要に応じてAI機能を後付けで組み込む。「AIを使えるエンジニア」というフレーミング自体が、AIを外部の存在として扱っている証拠でもある。
ChatGPT Futures の学生たちが実践しているのは、それとは異なるアプローチだ。AIは外から持ち込むものではなく、最初から設計の前提にある。何かを作ろうとするとき、AIがあることを前提に全体を組み立てる。フレームワークを「後から追加する」設計と「最初から組み込む」設計では成果物のアーキテクチャが根本から変わるように、この世代の開発スタイルにも同じ構造的な変化が起きている。
彼らが実務に本格参入するのは2〜3年後だ。そのとき、AIを「後付けで使う」開発スタイルは明らかに遅れを取っているかもしれない。今の実務者にとっての問いは、AIを使えるかどうかではなく、設計の前提としてAIをどう組み込むかにシフトしている。
出典:Introducing ChatGPT Futures: Class of 2026
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