コードが書けない人には、自動化の話はどこか他人事に聞こえる。ワークフローを組むにはプログラミング知識が要る、という前提が長く続いてきたからだ。
GitHub Copilot app for Beginners: How to build custom workflows with canvases。GitHub Blogのこの記事は、GitHub Copilotアプリに搭載された「canvas」という機能を取り上げている。画面上でステップを配置しながら、コーディング経験の浅い人でも自分の手順を組み立てられる、という使い方の紹介だ。
ここで起きているのは、単なる機能追加ではない。ワークフローを「作れる人」の範囲が広がる、という変化だ。
これまで、業務の自動化は多くの場合エンジニアへの依頼を経由していた。要件を伝え、実装を待ち、動作を確認する。この往復にかかる時間が、小さな改善を後回しにする理由にもなっていた。canvasのような視覚的な組み立て方は、この往復を現場の担当者自身の手に近づける可能性を持つ。試したいことをすぐ試せる距離が縮まれば、着手されなかった小さな自動化が動き出すかもしれない。
もちろん、複雑な条件分岐や外部システム連携までを非エンジニアだけで完結できるかは、まだ見えていない。ただ、入口の低さが変わったこと自体は確かだ。ワークフローを構築する主体が誰かという問いは、この先の現場で少しずつ書き換わっていきそうだ。
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