黒川律

AIビジネス

「10年堅調」の根拠を問う——フジクラ3000億円投資が内包するリスク

フジクラが5月19日に発表した新中期経営計画は、数字だけ見れば強気だ。だが発表当日、市場は違う評価を下した。フジクラ社長「データセンター市場、10年は堅調に伸びる」 生産拡大で「3000億円投資」に踏み切ったワケ同社は2028年度に売上高1...
AI規制・政策

「条件付き受容」が隠すもの——生成AIリスク管理の実装ギャップ

生成AI利用リスクの全体像: 権利・機密・品質・心理的反発をどう整理するか は、各国政府・国際機関の文書を根拠に、生成AIのリスクを権利・機密・品質・心理的反発の四軸で整理した論考だ。「禁止すべきものではなく、条件を前提に使うもの」という国...
AIビジネス

「業務代行」が問い直す、中小企業の隠れたスキルコスト

「中小企業向けClaude」登場 各種SaaSと連携し業務を代行Anthropicが発表した「Claude for Small Business」は、QuickBooksやHubSpot、Google WorkspaceなどのSaaSと連携...
AI規制・政策

「本気フェーズ」の死角——制御より先に普及が走る構造

今週は、AIが「本格普及のフェーズに入った」とする解釈を後押しするニュースが重なりました。今週のAIニュース(2026-05-18週) では、AnthropicとPwCによる36万人体制でのClaude展開、日本政府「源内」での国産AI7モ...
AIビジネス

「固有の判断を書け」が答えていない問い

AI時代のスキルシート、『上手に書ける』はもう武器にならない という記事がある。ChatGPTの普及により「整った文章を書く力」がコモディティ化し、差別化要素として機能しなくなった。代わりに価値を持つのは「なぜその技術を選んだか」「トレード...
コラム

【週刊 AI 懐疑論 #4】「生産性が上がった」——その数字は何を省いているか

「AIを導入して生産性が上がった」という報告が増えている。処理時間が半減した、ドキュメント作成が速くなった、コードレビューが楽になった——数字を並べれば説得力は出る。だが、その数字はどこまでを拾っているか。計測されやすいのは「削減された時間...
AIビジネス

「AI投資で最高益」の前に問うべきこと

「AI投資が企業利益をけん引する」という命題の実例として、ソフトバンクGの最高益発表が語られています。数字の規模は確かに際立ちます。ただ、その利益がどこから来ているかを確認すると、命題の妥当性より先に問うべきことが浮かんできます。ソフトバン...
AI規制・政策

広告主の本人確認で詐欺師は止まるか——ディープフェイク規制が届かない構造

生成AIによるディープフェイク詐欺が深刻化する中、立法による歯止めの議論が動き始めた。自民党、生成AIを悪用したディープフェイク広告に対策案 罰則含めた法整備求める(ITmedia NEWS)によると、自民党のプロジェクトチームが2025年...
AIビジネス

「会話を読む広告」が問う、AIアシスタントの中立性

「ChatGPTの「広告表示テスト」、日本でも開始へ 数週間以内に」(ITmedia AI+、2026年5月8日)によれば、OpenAIは日本でもChatGPT内の広告表示テストを数週間以内に開始する。無料プランと月額1400円のGoプラン...
コラム

【週刊 AI 懐疑論 #3】AIに「正しい」と言えるのは、誰か

週刊 AI 懐疑論、第3回。今週取り上げたいのは、異なる三つの領域から届いた「AI活用の現場報告」だ。IT開発の現場、クリエイティブ業界、そして薬学・医療の実務者。分野も文脈も異なる。だが横並びにして読むと、共通する構造が浮かび上がってくる...